インチキビール2001
(2001/5/27)
タダの瓶生ビールをサーバーで抽出したらどうなるのか徹底検証!
(以下の方法もインチキ且つあくまで実験なので真似をしてビールの吹きこぼれ等の不利益を被っても帆苅商店では一切責任をとりません)
このネタは昨年の夏実験したものなのですが 前回の”インチキビール抽出法”が何故か好評だった事と、家庭用小型サーバーを買おうかどうか迷っている人にも参考になることと思いやっと掲載に踏み切りました(店主代行) |
![]() 細かい泡が魅力! お店で飲む”生ビール” |
[やっぱりビアホールの生を目指す] サーバーからでてくる生ビール ウマイですね〜 しかし瓶ビール缶ビールにもしっかり生と書いてあるにも係わらず どうも飲み味が違う! では両者は違うものなのか? いったいどうして味が違うのか? それが以前からの疑問であった |
[こんな事をしたら先生にしかられるよ〜] ここでタダの瓶ビールを特殊な方法によりサーバーを通して注出する事を試みた。 サーバーを水洗いするための容器 これは通常 サーバーを使った後 水を入れて生樽の代わりに接続し、洗浄するための物だが、今回は中に水ではなく単純に瓶ビールを注いで後は普通にセットしただけ、 まずは味が濃いめのエビスビール大瓶で実験 ビアホールや飲み屋でも”エビス生”にはなかなかお目にかかれないだけに成功すれば儲けもんだ! |
![]() 水洗い用容器に瓶ビールを注ぐ |
![]() 中身は正真正銘瓶ビール(今回はエビス) |
[泡→自由自在] シュワシュワシュワ コックからビールが注がれる 冷えに関しては途中で氷温まで落ちる仕組みなので問題なし 泡付けも自由自在だ 冷えの良さと細かい泡がまるでクリームソーダのようだ 問題の味は!・・・・・・・サクサクとした舌触りとスムーズな喉ごし! 正にビアホールの味かそれ以上! 瓶ビールとの決定的な違いはこの細かい発泡だ! その後 缶生ビール、発泡酒、と数種類試したが、結果はいずれも良好で あの”お店で飲む生”の感触は同様に感じられ、しかも銘柄ごとの微妙な違いも楽しめた。 そしてこれらの実験によって”生ビール”独特の軽い飲み口は上記二つの要素によるところが大きいと確信した。 |
[結果] ・瓶生ビールとビアホールの樽ビールは容器が違うだけで中身はたぶん同じものである ・瓶生ビールもサーバーで抽出すればちゃんとビアホール並に旨くなる ・氷温による冷却が自然で、飲み頃の温度を提供→ここでキレが出る ・炭酸ガス、コックからの注出で細かい泡が発生→ここでキレが出る こうして考えると”樽生ビール”の”生”ってあまり意味のある言葉じゃないですね! ”サーバー抽出ビール”が本来ですよ・・・でも通称”生ビール” 次回は掟破りの”ビールサーバーで日本酒を抽出してみるぞ?!”に挑戦だ! さらに炭酸ガスの代わりに圧縮空気では? |
おまけ[ビアホールによって極端に味が違う訳]
通常 ビールサーバーは使用後 すぐに水を通して洗浄します ビアホールなら閉店後毎日 貸し出し用サーバーなら回収後毎回です 場合によっては 使用前にも洗浄 週一度はスポンジを通して念入りにやります これをもしやらなかったら・・・・・・・ビールを飲んだ後のジョッキを洗わないで置いたらどうなるかを考えてください そしてそこから出てくるビールはむしろ樽に入っていたときより格段に臭く、不味くなります ひどい店ではビールが通るホースの色が内側から茶色く変色しているとの事です |